医学生徒然日記

医学知識や自分の考えなんかをのんびり綴っていくブログです。

受かっても勉強。

ときどき、医学部は受かってしまいさえすればあとは自動的に医師になれると思っている方がいますが、そんなことはありません!!皆さんも、実際自分が診てもらう医者がアホだったら嫌ですよね?我々は華の大学生になりえたとしましても、結局は日々勉強です。(ちなみに、いざ働き始めても日々勉強です。)


5年生の後期になるとみな、国家試験に向けて勉強を開始します。そのツールとしては、大きくは2つあります。クエスチョン〇ンクことクエバン(国家試験の過去問集のようなもの)と、ネット講座です。今日はネット講座で感染症の勉強をしました。高次臨床実習時に選択するため、予習がわりです。


ここで、「高次臨床実習ってなに?」と思う方、いますよね?説明します。


下級生では、ただ机に座ってノートにカリカリやる授業がほとんどです。しかし、4、5年生からは、どの医学部でも臨床実習というものが始まります。つまり、白衣または実習着で病院を歩くのです。静脈注射、問診、診察も行うことが出来、患者様からは医者と同等の扱いをうけます。そして、1年ほどかけて全ての臨床科をまわります。


その後、6年生からは高次臨床実習が始まります。これは、自分の選択した科だけをまわるものです。例えば、外科が好きな人は消火器外科や心臓外科を選んだり、内科が好きな人は神経内科や呼吸器内科を選んだりします。また、バランスよく学びたい人は、外科系も内科系も選んだりします(ちなみに私はこれです)。


こうして、徐々に自分の将来のビジョンを固めていきます。


しかし、実習の期間や開始時期は学校によって大きく差があります。


医学部に入ったら、必ず先輩方から情報収集しておいた方がいいと思います。私からのアドバイスです。


まとまりないですが、とりあえず今日はここまで。